不動産を贈与すると、贈与税が課税される可能性がありますが、贈与税以外に不動産取得税が課税されます。贈与税が国税であるのに対して不動産取得税は都道府県が課税する地方税となります。贈与税とは違い、申告しなくても不動産取得税は都道府県税事務所（一部に自治体では市税事務所）から納付書が送付されます。また贈与税の配偶者控除の特例を利用して、贈与税が課税されなくても、不動産取得税は課税されますのでお気を付けください。
税率は土地と家屋（住宅用）の場合は固定資産評価額の3％、非住宅用の家屋は4％となっています。宅地を令和6年3月31日までに取得した場合はさらに土地の評価額の1/2に3%を乗じることになりますので、軽減されることになります。家屋（住宅用）の場合も、築年月日によっては評価額から一定の金額が控除されます。

本記事のポイント

①贈与税以外に不動産取得税が課税される場合があります。
②贈与税が課税されない場合でも、不動産取得税は課税されます
　が、一定の場合には軽減措置が適用されます。